内容説明
名著『看護のための精神医学』のなかで、著者の中井久夫氏は次のように書きました。
「本書では児童青年期という重要な時期の患者を独立にとりあげることはしていない。
それは、良き著者を得て別の一冊が生まれるのを待っていただきたい」――中井氏に“指名"された著者による待望の書が、ようやく刊行される運びとなりました。
発達障害、知的障害、ADH等々、診断名を解説する本はたくさんあります。
しかし「発達のおくれとは一体何なのか?」そして「この子のために何ができるのか?」を、読めば分かるように書いてある本は、意外に少なかったのです。
本書は、熟達の児童精神科医による画期的基本書です。